はじめに
学校で、あんなに勉強したにもかかわらず実際に英語を話せる人は少ないのが現状です。 日本の英語学習の落とし穴と、英語を習得するために必要な本当の英語力についてご紹介します。
実は使えない?授業で習った英語
勉強熱心な日本人の文法と単語力は他の外国人の方と比べても優秀な方ですが、実際のスピーキングは足元にも及びません。これは、日本人が英語を話す実践トレーニングをしていないためです。実際に話すことをしていないのに、話せるわけがないのです。日本人の英語力は?
使える英語とは?
大切なのは、英語らしさです。 英語を英語さしくしている要素は ・チャンク ・リンキング ・アクセント の3つにあります。この要素が、英語をより英語らしくするのです。なぜ使えない?日本の英語学習の落とし穴
それでは、学校で学んだ英語がなぜ使えない英語なのか、日本の英語学習の落とし穴を見ていきましょう。
日常会話で使えない
学校で学ぶ英語の目的が「テスト」にあることです。学生時代に感じる「これを勉強して将来役に立つの?」という疑問はあながち間違ってはいないのかもしれません。学校で学ぶ英語は、確かに正しく、高度な文法や語彙ばかり。実際の日常生活では、使わない単語や高苦しい表現ばかりなのです。
チャンクがわからない
チャンクとは単語の節のことです。日本語だと、「今日は、友達と、映画に行きました。」の点ごとに区切っている部分を指します。「今日、は、友達、と、映画、に、行き、ました」と1つずつ丁寧に発音すると、意味は通じますが日本語らしくないですよね。英語も同じです。
リンキングがわからない
日本語にはあまり馴染みのないリンキング。リンキングとは、単語と単語をつなげて発音することです。 “want to”を「ワナ」、”going to”を「ガナ」と発音することは授業でも学ぶ機会が多いと思いますが、実際はもっとたくさん単語同士がリンクします。英文を見ればわかるのに、リスニングで聞き取れないのはここにあります。
アクセントがない
日本語は割と平坦に話す言語ですが、英語はリズムが大切です。重要なことにアクセントを置いて話すことが英語らしさなんです。
実践不足
机上で得た知識ををアウトプットしないことが、日本の英語学習最大の落とし穴です。最近ではやっとネイティヴの先生が配属されている学校もありますが、思春期真っ只中の中学生は周りの目を気にして英語の発音をすることを躊躇しています。それは子供だけでなく大人も同じです。
外国人への恐怖心
島国で移民も少ない日本ですので、外国人へのコンプレックスがあるのも英語力が低い原因とも言えます。街では道を聞かれないように避けてしまった経験はありませんか?英語が話せないから避ける、から、英語を話せるようになりたいから積極的になる、へシフトチェンジするマインドも必要です。使える英語にする5つの方法
これらの落とし穴を踏まえた上で、我々が本当に必要な英語力を身につける為の勉強法を5つご紹介します。