本日は肌荒れと、ニキビについて。
あらゆるお肌のお悩みでも「肌荒れ」と「ニキビ」は、誰もが一度は悩んだ経験がありますよね。
肌荒れもニキビも鏡を見ると憂鬱ですし、一度気になると気になって仕方がなくなるもの。
どちらも悩ましいお肌の症状ですが、そもそも肌荒れとニキビはどんな関係性があるのでしょうか。
肌荒れとニキビの違いと原因を探り、関係性をみていきましょう。
キレイに治すための改善法と皮膚科での治療についても紹介します。
これを読んで、ぜひ参考にしてみてください。
1-1. 肌荒れとニキビの違いは?
1-2. 肌荒れの原因
1-3. ニキビの原因
2. 肌荒れ改善法について
2-1. 睡眠・食事を見直す
2-2. お手入れは保湿を中心に優しく
2-3. サプリを活用する
3. ニキビも出来ている場合の改善法について
3-1. ニキビは部分的にケアする
3-2. 外部からの刺激に注意
4. 肌荒れとニキビ、皮膚科での治療について
4-1. 肌荒れの場合
4-2. ニキビも出来ている場合
5.まとめ
まずは肌荒れについて説明します。
肌荒れは、皮膚のキメが乱れて何らかの肌トラブルが出ている状態のことを指します。
お肌に赤みが出たり、かゆみが出たり、カサカサ乾燥したり、吹き出物が出来たりと不快な症状が出ている状態のことをまとめて「肌荒れ」と称します。
次にニキビについて説明します。
ニキビは「尋常性ざ瘡」という皮膚の病気で、毛の根元にある袋上の部分である毛包や皮脂膜が炎症を起こしている状態を指します。
このニキビは皮膚の新陳代謝が低下して肌の生まれ変わりが乱れ、毛穴が詰まることにより起きます。
一般的に吹き出物というのは大人になってからのニキビのことを言いますので、吹き出物も肌荒れに含まれますからニキビも当然肌荒れの症状の一つでもあると言えます。
肌荒れもニキビも出来る原因としては密接な関係があるのですが、肌荒れが起きている状態とニキビも出来ている状態では原因が違う部分もあります。
では、次にそれぞれの原因についてみていきましょう。
肌荒れの状態の時はお肌の表皮内の水分量が低下しており、保湿力が弱まっている状態になっています。
するとお肌の乾燥が進み、さらには表皮や角質の新陳代謝が低下して、お肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れてしまいます。
すると古くなった角質がうまくはがれおちなくなるため、角質が水分を保てなくなり、お肌のバリア機能が低下してしまいます。
このことが肌荒れを起こす原因となってしまうのです、 このターンオーバーの乱れからバリア機能を低下させてしまう要因としては、以下のようなものが挙げられます。
すると、お肌でも老廃物が排出されにくくなることで肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れてしまい、肌荒れが起きやすくなってしまいます。
睡眠不足も肌荒れに影響します。
人間は睡眠中に成長ホルモンが分泌されるのですが、睡眠時間が短かったり質の良い睡眠が取れていないと、うまく成長ホルモンが分泌されずにお肌の生まれ変わりが滞ってしまうのです。
すると古い角質がはがれおちにくくなり、水分を蓄える力が低下してしまいますので、肌荒れの原因に繋がってしまいます。
便秘になると、肌荒れが起きてしまう方も多いのではないでしょうか?便秘になると腸内に便が長く滞ることによって有害物質が発生してしまうのですが、それが血液に溶け出し全身をめぐっていき、ひいては汗や皮脂などと一緒に体外に排出されます。
その排出するのにお肌の新陳代謝が追いつかなくなると、汚れを取り除ききれなくなり、肌荒れの原因となってしまうのです。
また、腸内環境が悪化してしまうと、自律神経の働きが弱まってしまい、お肌の新陳代謝を担っている自立神経の働きが低下してしまうので、ひいては肌荒れの原因となるのです。
お肌が乾燥してしまうとお肌のバリア機能が低下してしまいますから、肌荒れの原因となってしまいます。
特にカサカサしたりする肌荒れの方は保湿不足が大きな原因であるかもしれません。
お肌がきちんと潤っていることでお肌を守る皮脂膜も正常に保たれますから、お肌の保湿不足による乾燥は肌荒れの原因の大きな要因であると言えます。
紫外線も肌荒れの原因となりえます。
紫外線を浴びると人はお肌を守ろうとして活性酸素をつくりだすのですが、この活性酸素が大量につくられてしまうと強力な酸化作用によってお肌が損傷を受けてしまい、肌荒れの原因になってしまうのです。
夏場に肌荒れが酷くなる方はもしかしたら紫外線の影響が原因かもしれません。
ニキビは毛穴が古い角質や皮脂で毛穴詰まりを起こし炎症を起こしている状態なのですが、その原因はまず過剰な皮脂の分泌にあります。
この過剰な皮脂の分泌は、お肌の水分不足によって引き起こされたり、ホルモンバランスの乱れで引き起こされたりするのですが、根本的な原因は肌荒れの原因と共通しているものが多いです。
肌荒れの原因をベースとして、特に以下のような状態になった時にニキビが出来やすくなります。
ですからお肌の水分と油分のバランスがうまく取れていないと皮脂が過剰に分泌されてしまいますので、結果毛穴詰まりを起こしてしまいニキビが出来る可能性が考えられます。
生理前になると女性はプロゲステロン(黄体ホルモン)が優位になるのですが、このプロゲステロン(黄体ホルモン)は皮脂の分泌を促しますので、皮脂が過剰になってしまいます。
すると過剰な皮脂により毛穴詰まりを起こしてしまいますので、ニキビが出来やすくなってしまうのです。
特に生理前に顎にニキビが出来やすい方はお顔の中でも毛穴の小さい顎部分がホルモンバランスの影響を受けやすいので、生理周期によるホルモンバランスの乱れでニキビが発生している可能性が大きいでしょう。
また、肌荒れの原因ともなりえるのですがストレスも原因として大きく関係しています。
ホルモンバランスとストレスは切っても切れない関係で、強いストレスを受けると人間の身体はストレスに対抗しようとして様々なホルモンを分泌させます。
この働きでストレスに対抗できるようになるのですが、一方でホルモンが分泌されつづけることにより、身体の免疫力が低下してしまうのです。
免疫力が低下してしまうと当然、肌荒れも起きやすくなりますし、外からの刺激にも弱くなるのでニキビが出来やすくなってしまうのです。
油分の多い食材や脂っぽい食事が多いとどうしても皮脂の過剰分泌が起きてしまうので、毛穴詰まりが起きやすくなり、ニキビの原因となってしまいます。
美容によいとされているアボカドやココナッツオイルなども摂りすぎてしまうと油分が多い為、油分の過剰摂取になってしまい、お肌の皮脂量も増えることによってニキビの原因につながっている場合もあります。
このようにニキビの原因は過剰な皮脂による原因が多いのですが、ホルモンバランスの乱れなどは肌荒れの原因と共通している部分が多いです。
では、具体的にどのように改善していけばよいのか、肌荒れが起きている状態の時と、ニキビも出来ている状態の場合にわけてみていきましょう。
お肌がつくられるのは寝ている間の「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い眠りの時です。
この時に成長ホルモンの分泌が活発になり、お肌の修復や新陳代謝が高まりますので、質の良い睡眠をとることが大切になります。
出来れば眠りを妨げてしまうアルコールの摂取は控えて、カフェインを含むコーヒーなども寝る前には控えましょう。
また、スムーズな入眠を誘うためにも寝る前にはテレビやパソコン、スマートフォンの画面を見るのを控えていただくのも良いでしょう。
なかなか睡眠時間を確保するのが難しい方もいらっしゃるかもしれませんが、就寝の三時間から肌の細胞分裂が活発になると言われていますので、出来れば6時間以上の睡眠を目標にしていただくのもオススメします。
そして、リラックスして眠れるようにアロマテラピーを活用したり、軽いストレッチをして身体の緊張をほぐしたりするもの良いでしょう。
たとえば、糖分の取りすぎは肌の免疫力を低下させてしまいます。
また、カフェインの取りすぎも利尿作用により体内の水分を排出させすぎてしまう可能性がありますので、乾燥を招く原因となってしまいます。
コーヒーは一日3杯くらいが適量と言われていますので飲みすぎには注意しましょう。
また、緑茶や紅茶などもカフェインを含んでいますので、コーヒーと同じように飲みすぎには注意してください。
他にも油分の取りすぎは過剰な皮脂を分泌させ肌荒れの原因となりますから、脂っこい食事を控えたり、揚げ物は少なめにするなど油分についても過剰摂取をしないよう心がけていただくと良いでしょう。
■皮脂の過剰な分泌を抑える働きを持つビタミンBを多く含むもの…レバー(特に豚)、うなぎ
■抗酸化作用があり、皮脂の酸化を防ぐ働きを持つビタミンCを多く含むもの…パプリカ、ゴーヤ
■皮膚の乾燥や色素沈着を防いで、粘膜を正常に保つ働きがあるビタミンAを多く含むもの…レバー(鶏、豚)、バター
■活性酸素を取り除く働きのあるリコピンを多く含むもの…トマト
■皮膚を形成するタンパク質を多く含むもの…赤みの肉、卵
■女性ホルモンをコントロールし、活性酸素を抑制する働きを持つイソフラボンを多く含むもの…大豆
また、便秘も肌荒れの原因となりますから、食物繊維を多く含む食材をとるように心がけましょう。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維はわかめやこんぶなどの海藻類に含まれており、バナナやりんごなどの果物などにも含まれています。
善玉菌を増やす効果がありますので、積極的にとりたい成分です。
不溶性食物繊維はごぼうやキャベツなどの野菜や穀物に含まれており、水分を吸収して膨らみ、腸の蠕動運動を促す働きがあります。
ぜひ参考にして普段の食事に取り入れていただき、バランスの良い食事を目指していただければと思います。
肌荒れを防ぐには、普段のお手入れでは特に「保湿」に力を入れていただきたいと思います。
お肌がきちんと潤っているとお肌のターンオーバーも正常に働き、きちんと古い角質がはがれおちるようになります。
角質がしっかりと水分を蓄えられるようになるお肌はバリア機能も高まるので、トラブルが起きにくくなるでしょう。
化粧水での保湿が終わった後は、乳液などでお肌の保護膜をつくるようにしましょう。
与えた水分を逃がしにくくして、お肌を守る働きを担ってくれる乳液は肌の乾燥度によって保湿レベルを選ぶと良いと思います。
べたつきが気になる方はジェルタイプの軽い感触の乳液を選ぶとよいでしょう。
洗願においても、お肌の皮脂をとりすぎてしまわないように、しっかりと洗顔料を泡立てて泡を肌の上で転がすようにやさしく洗ってください。
洗顔料もお肌が荒れている時は敏感肌用などを選ぶと良いでしょう。
また、洗願後は早めにきちんと化粧水などで保湿することを心がけてください。
洗顔後のお肌は無防備な状態であるとも言えますので出来るだけ早めに化粧水などで保湿していただくことをオススメします。
なお、お肌が敏感になっている時は出来ればコットン使いは避けて、手のひらでやさしく包み込むように化粧水をなじませましょう。
皮膚が薄く乾燥しやすい目元などは重ねづけするとよいと思います。
ぜひしっかりと自分のお肌の状態を見極めて、水分量をコントロールしてください。
たくさんのメーカーや製薬会社からサプリや医薬品が販売されていますが、代表的なものを紹介していきます。
このチョコラBBはお肌の新陳代謝を整えるビタミンB2を最大量配合しており、お肌の生まれ変わりをスムーズにサポートします。
肌荒れが起きている時は粘膜も免疫力が弱まっており口内炎が一緒に出来る方も多いかと思いますが、口内炎にも効くチョコラBBはオススメの医薬品の一つです。
ライオン株式会社の商品でドラッグストアや薬局・オンラインストアでも購入できます。
また不要な添加物を使っていないのも安心できるかと思います。
体の調子を整えるためにも必須なマルチビタミンやミネラルは積極的にとりたい成分でもありますので、サプリや医薬品で補給するのも良いでしょう。
安価な価格設定ですし、ドラッグストアでもよく見かけますから気軽に試せるのは嬉しいですね。
シミ予防や美肌のためにも取りたいビタミンCをサプリで補うのも健やかなお肌づくりに効果的だと思います。
他にも体質によって合う漢方薬は様々ですから、まずは薬局や薬剤師に相談してみましょう。
実は筆者も肌荒れが酷かった時に飲用したことがあるのですが、少しずつ肌荒れが治まり効いていると感じたサプリの一つです。
ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビオチン・ビタミンCが配合されており、過剰な皮脂分泌やお肌のターンオーバー、潤いやバリア機能などに働きかけることで、バランスよいお肌に導きます。
比較的続けやすい良心的な価格なのは嬉しいですね。
他にも様々なサプリや医薬品が販売されていますが、代表的なものや口コミの多い商品をご紹介しました。
どの商品もドラッグストアや通販で購入できますので、肌荒れ対策の一つとして参考にしていただければと思います。
かさかさするなどの肌荒れが起きていて、なおかつニキビもある場合には肌荒れの時の改善法を踏まえた上で以下の点をプラスして気をつけていただければと思います。
化粧水などで保湿する場合には、乾燥する部分は重ねづけをして、ニキビの部分には少なめに保湿をする、といった風にケアすると良いでしょう。
ニキビがあるからといって保湿をしないのは、お肌を潤わせようとして過剰な皮脂が分泌されてしまいますから、保湿することは忘れないようにしましょう。
その上で、部分的にニキビの部分は化粧水の量をコントロールしてください。
たとえば、ニキビの部分にだけニキビ用の化粧品を使うといった部分使いのケアも良いかと思います。
ケアにおいては肌荒れの時と同様、ニキビを刺激して悪化させてしまわないように、やさしくお手入れしましょう。
ニキビが出ている時には外部からの刺激にも注意しましょう。
日焼け止めでの紫外線対策をして、お肌に負担をかけないことは肌荒れの時にも大切なケアです。
さらにニキビを悪化させないように、刺激となる洗顔料のすすぎ残しやシャンプー・リンスのすすぎ残しにも注意しましょう。
洗願は泡立ててやさしく洗い、しっかりとすすいでください。
お肌の水分をふき取る際にはニキビの部分を刺激しないように、そっとタオルでおさえるように拭くと良いでしょう。
シャンプー・リンスもすすぎ残しがないように、洗髪の後はタオルなどで髪をしっかり束ねて、洗願や身体を洗う前に行うようにしていただくのをオススメします。
キレイに治すためにはスキンケアや生活習慣を見直すことがまず大事ですが、皮膚科ではどんな治療が出来るのかも気になることと思います。
もし肌荒れやニキビがなかなか改善しなかったり、悪化していく一方でしたら医療の力を借りることも検討してみましょう。
以下で皮膚科での治療についてまとめましたので、参考にしていただければと思います。
まずはどの皮膚科を受診されても丁寧なカウンセリングがあるかと思います。
いつから肌荒れが始まったのかなど、詳しく症状を聞くことによって原因を探っていきます。
肌荒れに関しては原因を特定することで改善が見られる場合が多いですから、カウンセリングをしっかりしてくれる皮膚科を選ぶのがオススメです。
カウンセリングにより原因を明らかにした上で、生活習慣やスキンケアにおいてのアドバイスをもらえるかと思います。
肌荒れが軽度な場合は乾燥を改善するようなヒルドイドなどの保湿剤が処方されるかと思いますが、重度な場合はステロイド剤や抗ヒスタミン剤などが処方される場合もあるかと思います。
その他にも症状に合わせて内服薬などが処方される場合もあります。
また、保険外で行われる肌荒れに対しての代表的な治療としては以下のようなものがあります。
また、ビタミンCや毛穴収縮作用をもつグリシルグリシンという成分を導入する場合もあります。
皮膚科によって取り扱いの有無がありますし、価格設定が異なるかと思いますので、詳しくは各皮膚科に問い合わせてください。
古くなった角質を取り除きますので、ターンオーバーの乱れを解消し、健やかなお肌への生まれ変わりを手助けします。
こちらもイオン導入と同様、取り扱いの有無と価格設定が異なりますので、各皮膚科にてお問い合わせください。
毛穴詰まりを防ぐ効果があり、ニキビ治療薬として人気のある薬です。
ニキビ生成の過程で作用が発揮できるため、初期の白ニキビや黒ニキビにも効果があります。
炎症がひどい場合にアクネ菌の増殖を防ぐために処方されますので、初期のニキビには処方されません。
塗り薬、内服薬とあり、症状に応じて処方されます。
炎症のない初期のニキビに効果的とされています。
薬以外の処置としては代表的なものとして以下のようなものがあります。
アクネプッシャーという専用の器具で膿や汚れを押し出しますので、自分で潰すのとは違い衛生的で跡も残りにくく、ニキビの治りも早くなります。
ただ、ケミカルピーリングは保険外の治療になりますので、皮膚科でよく相談してから受けることをオススメします。
またレーザー照射によってアクネ菌も殺菌されますので、治りが早くなる効果も期待できます。
肌荒れとニキビについて、その違いや関係性とキレイに治すための改善法をご紹介していきましたがいかがでしたか?
肌荒れもニキビも普段のスキンケアや生活習慣を見直すことで改善出来ますし、予防することが出来そうですよね。
健やかなお肌を保つためにも、ぜひご紹介した改善法を取り入れていただければと思います。
また、どうしても改善が見られない場合には無理をして悩みつづけるよりも皮膚科で相談されるのも良いかと思います。
肌荒れやニキビがないお肌はなんとも気持ちのよいものです。
ぜひトラブルのないお肌を目指して頑張りましょう。
本記事が皆さんの健やかなお肌づくりに少しでもお役立ていただけましたら幸いです。
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あらゆるお肌のお悩みでも「肌荒れ」と「ニキビ」は、誰もが一度は悩んだ経験がありますよね。
肌荒れもニキビも鏡を見ると憂鬱ですし、一度気になると気になって仕方がなくなるもの。
どちらも悩ましいお肌の症状ですが、そもそも肌荒れとニキビはどんな関係性があるのでしょうか。
肌荒れとニキビの違いと原因を探り、関係性をみていきましょう。
キレイに治すための改善法と皮膚科での治療についても紹介します。
これを読んで、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1. 肌荒れとニキビについて1-1. 肌荒れとニキビの違いは?
1-2. 肌荒れの原因
1-3. ニキビの原因
2. 肌荒れ改善法について
2-1. 睡眠・食事を見直す
2-2. お手入れは保湿を中心に優しく
2-3. サプリを活用する
3. ニキビも出来ている場合の改善法について
3-1. ニキビは部分的にケアする
3-2. 外部からの刺激に注意
4. 肌荒れとニキビ、皮膚科での治療について
4-1. 肌荒れの場合
4-2. ニキビも出来ている場合
5.まとめ
1. 肌荒れとニキビについて
1-1. 肌荒れとニキビの違いは?

肌荒れは、皮膚のキメが乱れて何らかの肌トラブルが出ている状態のことを指します。
お肌に赤みが出たり、かゆみが出たり、カサカサ乾燥したり、吹き出物が出来たりと不快な症状が出ている状態のことをまとめて「肌荒れ」と称します。
次にニキビについて説明します。
ニキビは「尋常性ざ瘡」という皮膚の病気で、毛の根元にある袋上の部分である毛包や皮脂膜が炎症を起こしている状態を指します。
このニキビは皮膚の新陳代謝が低下して肌の生まれ変わりが乱れ、毛穴が詰まることにより起きます。
一般的に吹き出物というのは大人になってからのニキビのことを言いますので、吹き出物も肌荒れに含まれますからニキビも当然肌荒れの症状の一つでもあると言えます。
肌荒れもニキビも出来る原因としては密接な関係があるのですが、肌荒れが起きている状態とニキビも出来ている状態では原因が違う部分もあります。
では、次にそれぞれの原因についてみていきましょう。
今回参考にさせていただいた記事
1-2. 肌荒れの原因
スキンケアを普通に行っていても突然肌に赤みが出たり、かさかさしたり、かゆみが出る肌荒れは一体どんな原因で起きてしまうのでしょうか?詳しく見ていきましょう。肌荒れの状態の時はお肌の表皮内の水分量が低下しており、保湿力が弱まっている状態になっています。
するとお肌の乾燥が進み、さらには表皮や角質の新陳代謝が低下して、お肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れてしまいます。
すると古くなった角質がうまくはがれおちなくなるため、角質が水分を保てなくなり、お肌のバリア機能が低下してしまいます。
このことが肌荒れを起こす原因となってしまうのです、 このターンオーバーの乱れからバリア機能を低下させてしまう要因としては、以下のようなものが挙げられます。
血行不良

出典 | http://www.biyougeka.com/
血行が悪くなってしまうと全身に栄養が行き渡らなくなるだけではなく、老廃物が排出されにくくなってしまいます。すると、お肌でも老廃物が排出されにくくなることで肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れてしまい、肌荒れが起きやすくなってしまいます。
睡眠不足

人間は睡眠中に成長ホルモンが分泌されるのですが、睡眠時間が短かったり質の良い睡眠が取れていないと、うまく成長ホルモンが分泌されずにお肌の生まれ変わりが滞ってしまうのです。
すると古い角質がはがれおちにくくなり、水分を蓄える力が低下してしまいますので、肌荒れの原因に繋がってしまいます。
腸内環境の影響
腸内環境も肌荒れと大きな関係があります。便秘になると、肌荒れが起きてしまう方も多いのではないでしょうか?便秘になると腸内に便が長く滞ることによって有害物質が発生してしまうのですが、それが血液に溶け出し全身をめぐっていき、ひいては汗や皮脂などと一緒に体外に排出されます。
その排出するのにお肌の新陳代謝が追いつかなくなると、汚れを取り除ききれなくなり、肌荒れの原因となってしまうのです。
また、腸内環境が悪化してしまうと、自律神経の働きが弱まってしまい、お肌の新陳代謝を担っている自立神経の働きが低下してしまうので、ひいては肌荒れの原因となるのです。
保湿不足
保湿不足も肌荒れの原因の大きな一つです。お肌が乾燥してしまうとお肌のバリア機能が低下してしまいますから、肌荒れの原因となってしまいます。
特にカサカサしたりする肌荒れの方は保湿不足が大きな原因であるかもしれません。
お肌がきちんと潤っていることでお肌を守る皮脂膜も正常に保たれますから、お肌の保湿不足による乾燥は肌荒れの原因の大きな要因であると言えます。
紫外線の影響

紫外線を浴びると人はお肌を守ろうとして活性酸素をつくりだすのですが、この活性酸素が大量につくられてしまうと強力な酸化作用によってお肌が損傷を受けてしまい、肌荒れの原因になってしまうのです。
夏場に肌荒れが酷くなる方はもしかしたら紫外線の影響が原因かもしれません。
1-3. ニキビの原因
では次に肌荒れが起きている上で、ニキビも出来る原因についてみていきましょう。ニキビは毛穴が古い角質や皮脂で毛穴詰まりを起こし炎症を起こしている状態なのですが、その原因はまず過剰な皮脂の分泌にあります。
この過剰な皮脂の分泌は、お肌の水分不足によって引き起こされたり、ホルモンバランスの乱れで引き起こされたりするのですが、根本的な原因は肌荒れの原因と共通しているものが多いです。
肌荒れの原因をベースとして、特に以下のような状態になった時にニキビが出来やすくなります。
過剰な皮脂の分泌

出典 |http://www.dhc.co.jp/
もともと皮脂はお肌を外部の刺激から守るために欠かせないものですので、適度な量は必要なのですが、過剰に皮脂が分泌されてしまうと、毛穴詰まりを起こしやすくしてしまうのでニキビが出来る原因へとつながってしまいます。ですからお肌の水分と油分のバランスがうまく取れていないと皮脂が過剰に分泌されてしまいますので、結果毛穴詰まりを起こしてしまいニキビが出来る可能性が考えられます。
ホルモンバランスの乱れ
生理前はよく肌荒れしてしまう女性が多いかもしれませんが、肌荒れだけでなくニキビが出来やすい方は、ホルモンバランスが大きく影響しているかもしれません。生理前になると女性はプロゲステロン(黄体ホルモン)が優位になるのですが、このプロゲステロン(黄体ホルモン)は皮脂の分泌を促しますので、皮脂が過剰になってしまいます。
すると過剰な皮脂により毛穴詰まりを起こしてしまいますので、ニキビが出来やすくなってしまうのです。
特に生理前に顎にニキビが出来やすい方はお顔の中でも毛穴の小さい顎部分がホルモンバランスの影響を受けやすいので、生理周期によるホルモンバランスの乱れでニキビが発生している可能性が大きいでしょう。

ホルモンバランスとストレスは切っても切れない関係で、強いストレスを受けると人間の身体はストレスに対抗しようとして様々なホルモンを分泌させます。
この働きでストレスに対抗できるようになるのですが、一方でホルモンが分泌されつづけることにより、身体の免疫力が低下してしまうのです。
免疫力が低下してしまうと当然、肌荒れも起きやすくなりますし、外からの刺激にも弱くなるのでニキビが出来やすくなってしまうのです。
偏った食生活
ニキビの原因を考えると偏った食事も原因の一つとして考えられます。油分の多い食材や脂っぽい食事が多いとどうしても皮脂の過剰分泌が起きてしまうので、毛穴詰まりが起きやすくなり、ニキビの原因となってしまいます。

このようにニキビの原因は過剰な皮脂による原因が多いのですが、ホルモンバランスの乱れなどは肌荒れの原因と共通している部分が多いです。
では、具体的にどのように改善していけばよいのか、肌荒れが起きている状態の時と、ニキビも出来ている状態の場合にわけてみていきましょう。
2. 肌荒れ改善法について
まずは肌荒れの改善法からみていきましょう。2-1. 睡眠・食事を見直す
睡眠

この時に成長ホルモンの分泌が活発になり、お肌の修復や新陳代謝が高まりますので、質の良い睡眠をとることが大切になります。
出来れば眠りを妨げてしまうアルコールの摂取は控えて、カフェインを含むコーヒーなども寝る前には控えましょう。
また、スムーズな入眠を誘うためにも寝る前にはテレビやパソコン、スマートフォンの画面を見るのを控えていただくのも良いでしょう。
なかなか睡眠時間を確保するのが難しい方もいらっしゃるかもしれませんが、就寝の三時間から肌の細胞分裂が活発になると言われていますので、出来れば6時間以上の睡眠を目標にしていただくのもオススメします。
そして、リラックスして眠れるようにアロマテラピーを活用したり、軽いストレッチをして身体の緊張をほぐしたりするもの良いでしょう。
食事
食事については、偏った食事を避けてバランスの良い食事をとるように心がけましょう。たとえば、糖分の取りすぎは肌の免疫力を低下させてしまいます。
また、カフェインの取りすぎも利尿作用により体内の水分を排出させすぎてしまう可能性がありますので、乾燥を招く原因となってしまいます。
コーヒーは一日3杯くらいが適量と言われていますので飲みすぎには注意しましょう。
また、緑茶や紅茶などもカフェインを含んでいますので、コーヒーと同じように飲みすぎには注意してください。
他にも油分の取りすぎは過剰な皮脂を分泌させ肌荒れの原因となりますから、脂っこい食事を控えたり、揚げ物は少なめにするなど油分についても過剰摂取をしないよう心がけていただくと良いでしょう。
肌荒れに良い成分を含んだ食材例
肌荒れに良いとされている成分を含んだ食材を紹介します。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維はわかめやこんぶなどの海藻類に含まれており、バナナやりんごなどの果物などにも含まれています。
善玉菌を増やす効果がありますので、積極的にとりたい成分です。
不溶性食物繊維はごぼうやキャベツなどの野菜や穀物に含まれており、水分を吸収して膨らみ、腸の蠕動運動を促す働きがあります。
ぜひ参考にして普段の食事に取り入れていただき、バランスの良い食事を目指していただければと思います。
2-2. お手入れは保湿を中心に優しく

お肌がきちんと潤っているとお肌のターンオーバーも正常に働き、きちんと古い角質がはがれおちるようになります。
角質がしっかりと水分を蓄えられるようになるお肌はバリア機能も高まるので、トラブルが起きにくくなるでしょう。
化粧水での保湿が終わった後は、乳液などでお肌の保護膜をつくるようにしましょう。
与えた水分を逃がしにくくして、お肌を守る働きを担ってくれる乳液は肌の乾燥度によって保湿レベルを選ぶと良いと思います。
べたつきが気になる方はジェルタイプの軽い感触の乳液を選ぶとよいでしょう。
洗願においても、お肌の皮脂をとりすぎてしまわないように、しっかりと洗顔料を泡立てて泡を肌の上で転がすようにやさしく洗ってください。
洗顔料もお肌が荒れている時は敏感肌用などを選ぶと良いでしょう。
また、洗願後は早めにきちんと化粧水などで保湿することを心がけてください。
洗顔後のお肌は無防備な状態であるとも言えますので出来るだけ早めに化粧水などで保湿していただくことをオススメします。
なお、お肌が敏感になっている時は出来ればコットン使いは避けて、手のひらでやさしく包み込むように化粧水をなじませましょう。
皮膚が薄く乾燥しやすい目元などは重ねづけするとよいと思います。
ぜひしっかりと自分のお肌の状態を見極めて、水分量をコントロールしてください。
2-3. サプリ(医薬品)を活用する
肌荒れやニキビの改善法として、サプリや医薬品を活用することもオススメします。たくさんのメーカーや製薬会社からサプリや医薬品が販売されていますが、代表的なものを紹介していきます。
チョコラBB

出典 | http://www.eisai.jp/
60粒1,382円(希望小売価格・税込)15日分※容量はこの他にもあり http://www.chocola.com/product/ 肌荒れに効くサプリ(医薬品)と聞いて思い浮かぶのはこのチョコラBBという方は多いのではないでしょうか?宣伝もよくされていますし、一度は飲んでみたことがある方も少なくはないと思います。このチョコラBBはお肌の新陳代謝を整えるビタミンB2を最大量配合しており、お肌の生まれ変わりをスムーズにサポートします。
肌荒れが起きている時は粘膜も免疫力が弱まっており口内炎が一緒に出来る方も多いかと思いますが、口内炎にも効くチョコラBBはオススメの医薬品の一つです。
ペアA錠

出典 | http://pair.lion.co.jp/
60粒1,400円(小売希望価格)30日分 http://pair.lion.co.jp/products/tablets/ 五つの有効成分が新陳代謝を促し、古い角質や皮膚などの老廃物を排出する働きを高めることで、肌荒れや繰り返すニキビを改善していきます。ライオン株式会社の商品でドラッグストアや薬局・オンラインストアでも購入できます。
マルチビタミン&ミネラル

出典 |http://www.ls2.jp/lineup/images/005multi_vitamin/multi_vitamin.jpg
90粒3564円(税込)45日分 http://www.ls2.jp/lineup/005multi_vitamin.htm こちらのマルチビタミン&ミネラルは水に溶けやすいビタミンをタイムリリース加工という独自の手法により体内に長く留めておけるよう加工されています。また不要な添加物を使っていないのも安心できるかと思います。
体の調子を整えるためにも必須なマルチビタミンやミネラルは積極的にとりたい成分でもありますので、サプリや医薬品で補給するのも良いでしょう。
ビタミンC

出典 | http://www.dear-natura.com/
60粒380円(税抜)30日分※容量はこの他にもあり http://www.dear-natura.com/product/basiccare05.html ディアナチュラのビタミンCは一日2粒でビタミンCが1000mg摂取できます。安価な価格設定ですし、ドラッグストアでもよく見かけますから気軽に試せるのは嬉しいですね。
シミ予防や美肌のためにも取りたいビタミンCをサプリで補うのも健やかなお肌づくりに効果的だと思います。
ツムラ漢方当帰芍薬散料エキス錠A (とうきしゃくやくさんりょう)

出典 | https://www.tsumura.co.jp/products/forwomen/img/01.jpg
90粒2,600円(税抜)10日分 https://www.tsumura.co.jp/products/forwomen/touki.htm 血行不良や冷え性からくる荒れにお悩みの方に根本治療として漢方薬を用いるのもよいかと思います。他にも体質によって合う漢方薬は様々ですから、まずは薬局や薬剤師に相談してみましょう。
クリアステップ

出典 |http://www.orbis.co.jp/
60粒1,944円(税込)30日分 http://www.orbis.co.jp/small/2601060/ オルビス化粧品のクリアステップはドクダミやハトムギなど和漢の力に着目し、内側からバランスを整えて健やかなお肌に導きます。実は筆者も肌荒れが酷かった時に飲用したことがあるのですが、少しずつ肌荒れが治まり効いていると感じたサプリの一つです。
クリアクネア

出典 | http://www.dhc.co.jp/
60粒1,143円(税抜)30日分 http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=32138 たくさんのサプリが販売されているDHCの商品の一つです。ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビオチン・ビタミンCが配合されており、過剰な皮脂分泌やお肌のターンオーバー、潤いやバリア機能などに働きかけることで、バランスよいお肌に導きます。
比較的続けやすい良心的な価格なのは嬉しいですね。
他にも様々なサプリや医薬品が販売されていますが、代表的なものや口コミの多い商品をご紹介しました。
どの商品もドラッグストアや通販で購入できますので、肌荒れ対策の一つとして参考にしていただければと思います。
3. ニキビも出来ている場合の改善法について
では、次にニキビも出来ている場合の改善法についても見ていきましょう。かさかさするなどの肌荒れが起きていて、なおかつニキビもある場合には肌荒れの時の改善法を踏まえた上で以下の点をプラスして気をつけていただければと思います。
3-1. ニキビは部分的にケアする
肌荒れが起きていてニキビも出来ている場合、まずは保湿をしてお肌のバリア機能を高めることが大切ですが、ニキビの出来ている部分に過剰に保湿してしまうとニキビを悪化させてしまう可能性がありますので、面倒に感じるかもしれませんがニキビの部分だけ部分的にケアすることが大切です。化粧水などで保湿する場合には、乾燥する部分は重ねづけをして、ニキビの部分には少なめに保湿をする、といった風にケアすると良いでしょう。
ニキビがあるからといって保湿をしないのは、お肌を潤わせようとして過剰な皮脂が分泌されてしまいますから、保湿することは忘れないようにしましょう。
その上で、部分的にニキビの部分は化粧水の量をコントロールしてください。
たとえば、ニキビの部分にだけニキビ用の化粧品を使うといった部分使いのケアも良いかと思います。
ケアにおいては肌荒れの時と同様、ニキビを刺激して悪化させてしまわないように、やさしくお手入れしましょう。
外部からの刺激に注意

日焼け止めでの紫外線対策をして、お肌に負担をかけないことは肌荒れの時にも大切なケアです。
さらにニキビを悪化させないように、刺激となる洗顔料のすすぎ残しやシャンプー・リンスのすすぎ残しにも注意しましょう。
洗願は泡立ててやさしく洗い、しっかりとすすいでください。
お肌の水分をふき取る際にはニキビの部分を刺激しないように、そっとタオルでおさえるように拭くと良いでしょう。
シャンプー・リンスもすすぎ残しがないように、洗髪の後はタオルなどで髪をしっかり束ねて、洗願や身体を洗う前に行うようにしていただくのをオススメします。
4. 肌荒れとニキビ、皮膚科での治療について
ここまで肌荒れとニキビについて、セルフケアで実践出来るような改善法をご紹介していきました。キレイに治すためにはスキンケアや生活習慣を見直すことがまず大事ですが、皮膚科ではどんな治療が出来るのかも気になることと思います。
もし肌荒れやニキビがなかなか改善しなかったり、悪化していく一方でしたら医療の力を借りることも検討してみましょう。
以下で皮膚科での治療についてまとめましたので、参考にしていただければと思います。
4-1. 肌荒れの場合

いつから肌荒れが始まったのかなど、詳しく症状を聞くことによって原因を探っていきます。
肌荒れに関しては原因を特定することで改善が見られる場合が多いですから、カウンセリングをしっかりしてくれる皮膚科を選ぶのがオススメです。
カウンセリングにより原因を明らかにした上で、生活習慣やスキンケアにおいてのアドバイスをもらえるかと思います。
肌荒れが軽度な場合は乾燥を改善するようなヒルドイドなどの保湿剤が処方されるかと思いますが、重度な場合はステロイド剤や抗ヒスタミン剤などが処方される場合もあるかと思います。
その他にも症状に合わせて内服薬などが処方される場合もあります。
また、保険外で行われる肌荒れに対しての代表的な治療としては以下のようなものがあります。
イオン導入
抗炎症作用がある「トラネキサム酸」をイオン導入して肌荒れを改善します。また、ビタミンCや毛穴収縮作用をもつグリシルグリシンという成分を導入する場合もあります。
皮膚科によって取り扱いの有無がありますし、価格設定が異なるかと思いますので、詳しくは各皮膚科に問い合わせてください。
ケミカルピーリング
皮膚の表皮細胞の分化と増殖を高め、皮膚のバリア機能を高めます。古くなった角質を取り除きますので、ターンオーバーの乱れを解消し、健やかなお肌への生まれ変わりを手助けします。
こちらもイオン導入と同様、取り扱いの有無と価格設定が異なりますので、各皮膚科にてお問い合わせください。
4-2. ニキビも出来ている場合
ニキビも出来ている場合にはニキビの部分だけに使用するものとして以下のような薬が処方されます。外用レチノイド

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海外では前から使われていた治療薬ですが、日本でも2008年に認可され使用されるようになりました。毛穴詰まりを防ぐ効果があり、ニキビ治療薬として人気のある薬です。
ニキビ生成の過程で作用が発揮できるため、初期の白ニキビや黒ニキビにも効果があります。
抗菌薬
炎症がおきているニキビに処方されます。炎症がひどい場合にアクネ菌の増殖を防ぐために処方されますので、初期のニキビには処方されません。
塗り薬、内服薬とあり、症状に応じて処方されます。
イオン製剤
毛穴に詰まった角質をはがれおちやすくして、毛穴を開きやすくします。炎症のない初期のニキビに効果的とされています。
薬以外の処置としては代表的なものとして以下のようなものがあります。
面ぽう圧出

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ニキビの内部にある皮脂や汚れを取り除く施術です。アクネプッシャーという専用の器具で膿や汚れを押し出しますので、自分で潰すのとは違い衛生的で跡も残りにくく、ニキビの治りも早くなります。
ケミカルピーリング
肌荒れの場合と同様にニキビの治療においてもケミカルピーリングが適用されることもあります。ただ、ケミカルピーリングは保険外の治療になりますので、皮膚科でよく相談してから受けることをオススメします。
レーザー治療
レーザーによって小さな穴を開け、古い角質や皮脂を取り除き、毛穴詰まりを解消します。またレーザー照射によってアクネ菌も殺菌されますので、治りが早くなる効果も期待できます。
5. まとめ

健やかなお肌を保つためにも、ぜひご紹介した改善法を取り入れていただければと思います。
また、どうしても改善が見られない場合には無理をして悩みつづけるよりも皮膚科で相談されるのも良いかと思います。
肌荒れやニキビがないお肌はなんとも気持ちのよいものです。
ぜひトラブルのないお肌を目指して頑張りましょう。
本記事が皆さんの健やかなお肌づくりに少しでもお役立ていただけましたら幸いです。
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