子供のころからよく、『ニキビができていた』なんてことはありませんか?成人になってからも、肌が弱いせいかよくニキビや吹き出物が出やすい傾向がある…なんてことも。考えられる原因は日々の生活の中に潜んでいる可能性は高いでしょう。しかし、もしかしたら、『遺伝』が関係しているのかも?本当にニキビのできやすい体質が遺伝するのでしょうか。
親にニキビがあったら子供にも遺伝してしまうって本当なんでしょうか?科学的な真偽はどうなのでしょう?ですが、ニキビそのものに関しては遺伝性の疾患ではありません。
しかし、ニキビができやすいか否かは遺伝した体質、肌質が関わっているかもしれませんね。
遺伝によって毛穴のタイプが異なるとも言われています。
どんな種類があるのか、そんな、毛穴とニキビに関する疑問も解説! ニキビで悩んでいる人の中には、親がニキビに悩まされていた場合、子供にもニキビが遺伝する可能性はあるのか、ニキビ体質が両親からの遺伝によるものだと考えて悩んでいる方は必見です!そして、肌質や毛穴の特徴が遺伝するのかどうか、徹底分析していきます。
他にも、ニキビを招きやすい肌質についても解説しているので是非、参考にしてみてください。
なので、まずは遺伝子についての理解を深めておきましょう。
『遺伝子』というのは、簡単に言うと、親から子、子孫へと受け継がれる遺伝情報のことを指します。
ちなみに、人間には、約3万個の遺伝子が存在すると言われています。
人体を構成しているのが約60兆億個ある細胞で成り立っています。
細胞の中心にある核には染色体があり、そこではDNAが『遺伝子』として昨日しているんですね。
詳しく解説すると、このうち半分の23本は母親から、残り23本は父親から継承されると言われています。
遺伝情報の現れ方は優勢・劣性の関係によって変わっていくんですね。
そしてこれが、子供へと形質が受け継がれることを優勢遺伝、受け継がれなかった遺伝子のこと劣性遺伝と言います。
また、遺伝は両親だけに限らず、祖母や祖父といった特性を受け継ぐこともあります。
隔世遺伝なんてものもありますが、ごくまれです。
医学的な部分でもまだ未開の部分であり、一概に結びつけることはできないのです。
ですが、ニキビは遺伝しなくとも、ニキビができやすい体質、肌質は遺伝する可能性があるんですね。
しかし、皮脂が多い・代謝機能が低く、ターンオーバーが正常に働かない・毛穴が小さく皮脂が溜まりやすい特徴やホルモンバランス、などという肌質は、肌の能力などがニキビのできやすかった両親と似ていれば親から子へと遺伝する可能性が高いと言えます。
つまり、ニキビのできやすい体質であると言えそうです。
ということは、『ニキビは遺伝する』という表現が適切なのかもしれませんが、親のニキビ肌が子供に似てしまうのは『後天的遺伝』が最も大きな要因であると考えられています。
生活習慣が必然的に似てしまうからだという説が大きいと言われています。
そのため、後天的遺伝を防ぐことができれば、ニキビのできないお肌を目指すことは十分にできると言われているのです。
これは後述にて詳しく解説します。
これは、肉親から確実に受け継がれるので、回避することは不可能です。
ですが、ニキビは染色体異常により引き起こされるものではなく、皮脂が過剰に分泌されることにより毛穴が詰まり、アクネ菌が異常繁殖することで炎症を起こして発生するものです。
つまり、染色体は何の関係もなく、ニキビができるという情報が遺伝子に組み込まれて親から子供へ受け継がれるわけではないということなんですね。
こういった意味から、ニキビ自体が遺伝するわけではないために、ニキビは遺伝するというのは直接結びつかないんです!
ニキビになりやすい肌質というのは、どんな状態を指すのでしょうか。
元々、ニキビの発生理由は毛穴が詰まってしまうことなんです。
従って、毛穴が小さいなど角栓詰まりが発生しやすい肌質の方が当てはまります。
確かにニキビが多発する肌質、体質というものは存在しており、特に注意するべき部分はいくつかあるようです。
次に皮脂分泌が非常に多いということも当てはまります。
通常よりも皮脂が出過ぎるため毛穴が頻繁に詰まり、ニキビの発生も多くなると考えられます。
皮脂の分泌量は皮脂腺の大きさに左右されますが、皮脂腺が大きくなる要因は男性ホルモンが多いこと。
女性であってもホルモンバランスが乱れやすい、黄体ホルモンの影響を受けやすいなどで皮脂の量が多くなる怖れがあります。
また、肌の代謝機能が低く、ターンオーバーの周期が長い肌質もあります。
ターンオーバーといい、表皮部分の生まれ変わりが遅くも早くもなく正常なサイクルで保たれるかがポイントです。
外部刺激によって肌のバリア機能が壊された時、すぐに再生できれば大きな問題はありませんが、ターンオーバーが遅ければバリア機能が低下したままの状態が続いてしまいます。
ターンオーバー機能が低いと古い角質が正常に排出されず、毛穴を詰まらせる角栓の発生を促します。
また、角質が元気な状態でなければ潤いを保持する能力、バリア機能なども衰えていきます。
そうなると、敏感肌になってしまい、ニキビの発生率は高くなるはずです。
これらの条件に合致している方は、ニキビが出来やすい体質であると考えられます。
これらが遺伝によって引き継がれればニキビのリスクは高まる危険性がありそうです。
本来、ニキビというのは毛穴に角栓が詰まり、その中に皮脂が溜まってしまうことで発生するものと説明しました。
今までに、毛穴に白い角栓が詰まっている状態になったり、汚れがたまって黒くなっていたりする状態になったことがある方は、毛穴詰まりを起こしやすい可能性が高いと言えますね。
ニキビが出来やすい肌質というのは、
当然肌の質も受け継いでいます。
もし、肉親がニキビのできやすい肌をもっているならば、その子供もニキビのできやすい肌を持って生まれてくる確率は高いと統計が出ているようです。
ニキビができやすい肌とは言っても、そもそも、ニキビの主な原因は古い角質で毛穴がふさがり、皮脂を栄養にしてアクネ菌が増えることなんです。
そして、常に角質が厚くなると、化粧水や美容液が角質層まで浸透しにくくなり、乾燥を招き敏感な肌が作られやすい環境になってしまうのです。
皮脂の分泌量が多い毛穴がもともと小さく、皮脂が詰まりやすい代謝機能が低く、肌のターンオーバーが活発ではない。
体質が健全な人と比べてしまえば、不利ではありますが、日々のスキンケアで十分ニキビを治すことは可能なのです。
対処法とすれば、敏感な肌状態を防ぐためにも重要な日々のスキンケアが非常に重要になってきます。
肌質は先天的な遺伝の要素が強いといわれています。
皮膚の厚さは男女で異なるため、肉親の同性の肌を参考にすれば、解決の糸口が見えてくると思いますよ!
ちなみに、色覚異常や血友病はX連鎖劣性遺伝病あるいは伴性劣性遺伝病と呼ばれ、性染色体のX染色体に異常が生じることで発生する病気になります。
こういった病気は遺伝子異常、染色体異常を持っている時点で先天的に罹患してしまい、現代医学では治癒を望めないと言われています。
しかし、ニキビについては当然、ここまで深刻ではないのです。
他の人よりいっそうスキンケアに気を遣えば、予防、改善していくことは充分に可能と効果が実証されています。
あまり、深刻に考える必要はないのですね。
このような現象を起こす原因として考えられるのは『後天的遺伝現象』とも呼ばれているとのこと。
最初から生まれ持った遺伝子情報である『先天的遺伝』に対して、後天的遺伝とは、常日頃の家庭環境が引き起こすものとしてトリガーになっているそうです。
ニキビをつくる原因となる皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れというのは、日々の生活習慣によるケースが主な原因なんです。
小さいころから子供は親の習慣を見て育つために、同じ屋根の下一緒に住んでいると、就寝時間や食事も同じになる傾向があります。
つまり、睡眠時間や食生活などの生活習慣は、育つ環境で似るのは当然とも言えます。
家庭の食事に脂分が多かったり、ニキビによくない食べ物が多く含まれていたり、栄養バランスが偏っていれば、親とともに子供もニキビ体質となってしまうのは当たり前なのです。
しかし、成長期の子供にご飯をしっかり食べさせようとするあまり、母親が高カロリーな脂っこいメニュー、過剰な皮脂分泌を引き起こすお菓子を選びがちになる、といったケースもなきにしもあらずと言ったところでしょうか。
加えて、食事時間が不規則になることもお肌にとっては良くありません。
生活習慣は親子で似るものの、自分の意志次第で直せる部分ではあります。
できれば毎日、同じ時間に食事をとることを心がけつつ、皮脂の増加を抑えたり、代謝を促す働きのあるビタミン・ミネラルが豊富に含まれている野菜を積極的に食べるようにしたいところです。
これは、肌の安定に繋がります。
特に睡眠に関しては、質のいい眠りにつき、細胞の再生と修復を行う成長ホルモンを分泌させることが大切と言えます。
親が良くない生活を送っていれば、子供もある程度その影響を受けることになってしまいます。
このような生活習慣は、もちろん改善していくことが可能なんですね。
愛する自分の子供がニキビに悩んでいたら、ただニキビ薬を塗布したりニキビ予防洗顔料を買ってくるだけでなく、子供と一緒に食習慣、生活習慣の見直しをしてみることをすすめます。
つまり、親の生活習慣というのも大きく影響してきます。
親がやっているのを子供が真似ていれば、それはやがて体に刷り込まれ、習慣になっていきます。
食事メニューに揚げ物が多い、濃い味付けに慣れている、夜更かしをする家族が多いならば、ホルモンバランスが正常に機能しないのは、ある意味当然と言えます。
極端な運動不足は身体にとってストレスとなりますし、夜更かしで睡眠不足が続くと肌のターンオーバーが乱れますから、こういった生活習慣を続けていればニキビは増えてしまいます。
これらの影響を受けて同じように育ったのであれば、ニキビ体質を患うのも無理はありません。
したがって、油っこいものや甘い物をよく食べる親の元で育てば、必然として皮脂の分泌が過剰になるという環境が整った生活を送ることになってしまい、夜遅くまで起きている親の元で育てば、睡眠不足で肌のターンオーバーが正常に機能しない環境が整った生活を送ることになるでしょう。
遺伝とニキビの関連を考える上では、肌質だけでなく、こうした習慣的要素についても振り返ってみてほしいと思います。
よくニキビができる原因というのは、その肌の体質も大きく関係はしていますが、食生活や生活習慣などもそれと同じくらい大きく関係しているのですね。
体質遺伝ばかりに悩む前に、生活習慣の遺伝を改善するのが先決になるでしょう。
巷でも、ニキビと遺伝の関連について気にされている方は非常に多いように見受けられますね。
覚えておくことのひとつに、肌のターンオーバーとは、肌が新しく綺麗な細胞たちに入れ替わっていく新陳代謝のことを指すので、これは念頭に置いておきましょう!このサイクルが機能しているから、私たちの肌は日々新しい細胞に生まれ変わり、綺麗な肌を維持してくれているんですね。
しかしながら、このターンオーバーが何らかの理由で正常に機能しなくなってくると、肌の外側にある角質層に古い角質垢が多く蓄積するようになり、それが毛穴を詰まらせる大きな要因になってくるのです。
そもそも、これがニキビや吹き出物を発生させる、大きな原因にもなっているんですね。
ですが、このターンオーバーの周期は個人差がとても大きく、生まれつきターンオーバーが人よりも早かったり、遅かったりするために、ターンオーバーが正常に機能していない肌質は遺伝するという説が強いんですね!
例えば、自分の家系が毛量の多い方が多いのであれば男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が多い家系だとも考えられますよね。
つまり、男性ホルモンが比較的多いと、それに比例して皮脂の過剰分泌が起こりやすくなるということにもつながるのですね。
なので、皮脂が多いということは、それだけ毛穴に皮脂が詰まりやすくなるんです。
結果として、ニキビの原因につながってしまいます。
他にも男性ホルモンには、肌の角質層を厚くしてしまう『角化異常』という肌状態を引き起こしてしまう可能性が非常に高いと言えます。
この、角化異常も毛穴をつまらす原因になりやすく、ニキビが出やすい肌質になってしまいます。
もちろん、男性ホルモンの分泌量は、生活習慣に左右される部分もありますが、遺伝によって影響を受けている部分も大きいと言えます。
元々、角質が厚いということは、これはニキビや吹き出物の原因である、毛穴を詰まらせてしまうことにつながる可能性があるんですね。
非常に稀なケースとは言えますが、炎症が悪化した赤ニキビや黄ニキビは、適切な処置を行ってもケースによっては、クレータータイプのニキビ跡を残してしまう可能性が高いのです。
さらに最悪の場合だと、凸タイプのケロイドも残すことも大いにありうるのですね。
これらが遺伝の影響を受けることがあると考えると、非常に怖ろしいですね。
日々のライフサイクルの中で、なんらかの要因のせいで皮脂が大量に排出されたり、古い角質が上手く剥がれ落ちなかったりすると、肌の毛穴が詰まる原因となってしまうため、ニキビが発生することにつながるんですね。
さらに、アクネ菌がやってきてニキビが炎症し始めるというわけです。
初期の状態でニキビケアできれば、あまり問題は大事にならずに済みます。
しかしこの時、遺伝による肌質や体質によっては、免疫反応が異常に働くことがあるようなのです。
免疫機能が異常に働くということは、必要以上に炎症が悪化してしまい、色素沈着やクレータータイプのニキビ跡を残すほどの状態になる可能性が高くなるということなんです。
しかし、症状がさらに酷い場合だと、ケロイドになる可能性があるんですね。
ちなみに、このケロイドは、免疫が異常に反応してしまって引き起こすことが多いと言われているようです。
真皮細胞が傷つきそれを治そうとコラーゲンの生成が異常なほど行われるため、肌が盛り上がって起こります。
ニキビ跡が残りやすい人は、皮膚の外側にある角質層が厚い人だと言われているとのこと。
逆に、皮膚の角質が柔らかい人の肌はクレータータイプのニキビ跡は残りにくいと言われています。
このように、肌質や体質によって、肌が乾燥しやすい人や、ニキビができやすい人がいるように、ニキビ跡ができやすい人、そうじゃ無い人も遺伝によって左右されるところがあることは否定できないと言えるんですね。
下記では、ポイントを探っていきたいと思います!
もし、皮脂分泌しやすい肌質であったとしても、自宅でのケアで改善していくことは十分可能なんです。
生活習慣は非常に重要です。
遺伝だから、と諦めてしまうのではなく、ニキビに悩まされない肌を目指して、予防策、治療法を試してみる価値は大いにありますよ。
もちろん、根本的なニキビの発生理由を知ることで、自分の肌に合った正しいニキビケアを行わなければ意味がないのですね。
個々のそれぞれの肌質によって合う合わないが存在するからなんですね。
ですが、確実に言い切れるのは、遺伝よりもニキビケア、予防ができているかどうかが大事なんですね!特に、ニキビ体質の方はできにくい体質の方よりもニキビケアに力を注ぐ必要があるでしょう。
仮に、ニキビのできやすさに遺伝があったとしても、何も予防をしなければ、ニキビはできてしまいます。
まず、体質の問題ですが、毛穴の大きさを自力でどうにかすることは困難でしょう。
日々のスキンケアは、ニキビの原因物質を取り除き、お肌に潤いや有効成分を与えて、健康なお肌へと導くための重要なものなんですね。
そのために、日頃から行うスキンケアを根気よく続けることによって、自然にニキビのできにくいお肌へと改善することができるんです。
一方、ニキビができやすい人でも、きちんとケアができていれば、ニキビは少なくて済むはずです。
ここで気を付けたいことがあります、それはニキビ肌にしたくないがために、過剰な洗顔は却って皮脂の増加を促してしまうからなんです。
加えて、洗顔や保湿などの対策が重要となるでしょう。
ニキビのことで悩みたくないのならば、あまり遺伝のことに気をとらわれず、日頃からしっかりケアが必要になってくるでしょう。
しかし、何も対策をしなければ改善するどころか悪化の一途を辿ってしまいます。
正しいニキビのメカニズムを知り、体質だからと諦めるのは早いでしょう。
ニキビケアによって少しでも改善があらわれたときに、無駄ではないことを実感するはずです。
諦めずに、日々のライフスタイルの中に取り入れていきましょう。
あくまでも、ニキビになりやすい肌質を親から受け継ぐ可能性があるに過ぎないからです。
家系的にニキビの方が多いとしても、きちんとケアしていれば予防することは可能です。
縮小した毛穴に角栓が詰まり、内部に皮脂が溜まるというニキビのメカニズムを理解していれば、予防、改善することは難しくないんです! ニキビ自体は遺伝しないけれど、ニキビを生み出す元となる食生活や生活習慣も影響するということを念頭に置いておきましょう。
ニキビや吹き出物といった肌荒れ自体が遺伝するのではなくて、ニキビや吹き出物ができやすい肌質を受け継ぐ可能性があるというだけです。
なので、しっかりケアをして生活習慣も改善していけば、ニキビ改善に繋がります。
決して、遺伝のせいにするのではなく、前向きにニキビケアを取り入れていきましょう。
あとは環境的な要因を少しでも排除することです。
正しいスキンケアを身につけ、極力乱れた生活を送らないこと。
すべてを叶えるのは簡単ではありませんが、まずは今悩んでいるニキビの要因だけでも取り除く努力が必要なんですね。
スキンケアや生活習慣を含め、長い目での対策を覚悟していきましょう。
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しかし、ニキビができやすいか否かは遺伝した体質、肌質が関わっているかもしれませんね。
遺伝によって毛穴のタイプが異なるとも言われています。
どんな種類があるのか、そんな、毛穴とニキビに関する疑問も解説! ニキビで悩んでいる人の中には、親がニキビに悩まされていた場合、子供にもニキビが遺伝する可能性はあるのか、ニキビ体質が両親からの遺伝によるものだと考えて悩んでいる方は必見です!そして、肌質や毛穴の特徴が遺伝するのかどうか、徹底分析していきます。
他にも、ニキビを招きやすい肌質についても解説しているので是非、参考にしてみてください。
個人的に役立った、ニキビの超良記事4選
目次
1.遺伝ってどういうものなの? 1-1.遺伝する割合は親によって違う? 2.ニキビは遺伝してしまうのか? 2-1.遺伝病とは避けられないもの? 2-2.ニキビになりやすい肌質ってどんなもの? 2-3.毛穴の質も確認しておこう! 3.肌質の遺伝は起こりうるものなのです! 3-1.『肌質』の遺伝は同性の親を参考にしよう 3-2.肌質は遺伝でも遺伝病ではない! 4.生活習慣による後天的なニキビ遺伝もある 4-1.最も影響があるのは『食生活』のせい 4-2.『睡眠時間』も大きく関わっていた! 4-3.親の生活習慣も影響しているため 5.肌のターンオーバーが関係してくる? 5-1.皮脂の分泌が人よりも多い肌質っていうのは? 5-2.角化異常を発症しやすい肌質もある? 5-3.遺伝の影響はニキビ跡にも? 5-4.肌質や毛穴によっては免疫反応が過剰に働いてしまう? 5-5.ケロイドも遺伝が関係しているの? 5-6.肌質の遺伝はクレーターにもなりやすくなるかも? 6.注意するポイントは生活習慣! 6-1.遺伝よりもスキンケアが一番大事! 6-2.体質のせいにし過ぎないこと! 7.まとめ1.遺伝ってどういうものなの?
出典 | 初めての遺伝子検査
『遺伝』って私たちの日常にはあまり意識しないものですが、人間が形成されるうえではかかせない要素なんです。なので、まずは遺伝子についての理解を深めておきましょう。
『遺伝子』というのは、簡単に言うと、親から子、子孫へと受け継がれる遺伝情報のことを指します。
ちなみに、人間には、約3万個の遺伝子が存在すると言われています。
人体を構成しているのが約60兆億個ある細胞で成り立っています。
細胞の中心にある核には染色体があり、そこではDNAが『遺伝子』として昨日しているんですね。
1-1.遺伝する割合は親によって違う?
学校の授業でも習うと思いますが、細胞ひとつに存在する染色体の数は46本になります。詳しく解説すると、このうち半分の23本は母親から、残り23本は父親から継承されると言われています。
遺伝情報の現れ方は優勢・劣性の関係によって変わっていくんですね。
そしてこれが、子供へと形質が受け継がれることを優勢遺伝、受け継がれなかった遺伝子のこと劣性遺伝と言います。
また、遺伝は両親だけに限らず、祖母や祖父といった特性を受け継ぐこともあります。
隔世遺伝なんてものもありますが、ごくまれです。
2.ニキビは遺伝してしまうのか?
出典 | 2015 ニキビ跡を消す化粧水、選ぶならどれ?
実は、ニキビと遺伝についての科学的な因果関係は証明されていないんです。医学的な部分でもまだ未開の部分であり、一概に結びつけることはできないのです。
ですが、ニキビは遺伝しなくとも、ニキビができやすい体質、肌質は遺伝する可能性があるんですね。
しかし、皮脂が多い・代謝機能が低く、ターンオーバーが正常に働かない・毛穴が小さく皮脂が溜まりやすい特徴やホルモンバランス、などという肌質は、肌の能力などがニキビのできやすかった両親と似ていれば親から子へと遺伝する可能性が高いと言えます。
つまり、ニキビのできやすい体質であると言えそうです。
ということは、『ニキビは遺伝する』という表現が適切なのかもしれませんが、親のニキビ肌が子供に似てしまうのは『後天的遺伝』が最も大きな要因であると考えられています。
生活習慣が必然的に似てしまうからだという説が大きいと言われています。
そのため、後天的遺伝を防ぐことができれば、ニキビのできないお肌を目指すことは十分にできると言われているのです。
これは後述にて詳しく解説します。
2-1.遺伝病とは避けられないもの?
出典 | Gooブログ
聞きなれない言葉ですが、『遺伝病』って一体何なのでしょうか?遺伝病というのは、染色体の異常により先天的に受け継がれる疾患のことを指します。これは、肉親から確実に受け継がれるので、回避することは不可能です。
ですが、ニキビは染色体異常により引き起こされるものではなく、皮脂が過剰に分泌されることにより毛穴が詰まり、アクネ菌が異常繁殖することで炎症を起こして発生するものです。
つまり、染色体は何の関係もなく、ニキビができるという情報が遺伝子に組み込まれて親から子供へ受け継がれるわけではないということなんですね。
こういった意味から、ニキビ自体が遺伝するわけではないために、ニキビは遺伝するというのは直接結びつかないんです!
2-2.ニキビになりやすい肌質ってどんなもの?
出典 | &美(アンドビ)|さらにキレイを目指す女性の美への答え
まずはニキビになりやすい体質、肌質から考えてみましょう。ニキビになりやすい肌質というのは、どんな状態を指すのでしょうか。
元々、ニキビの発生理由は毛穴が詰まってしまうことなんです。
従って、毛穴が小さいなど角栓詰まりが発生しやすい肌質の方が当てはまります。
確かにニキビが多発する肌質、体質というものは存在しており、特に注意するべき部分はいくつかあるようです。
次に皮脂分泌が非常に多いということも当てはまります。
通常よりも皮脂が出過ぎるため毛穴が頻繁に詰まり、ニキビの発生も多くなると考えられます。
皮脂の分泌量は皮脂腺の大きさに左右されますが、皮脂腺が大きくなる要因は男性ホルモンが多いこと。
女性であってもホルモンバランスが乱れやすい、黄体ホルモンの影響を受けやすいなどで皮脂の量が多くなる怖れがあります。
また、肌の代謝機能が低く、ターンオーバーの周期が長い肌質もあります。
ターンオーバーといい、表皮部分の生まれ変わりが遅くも早くもなく正常なサイクルで保たれるかがポイントです。
外部刺激によって肌のバリア機能が壊された時、すぐに再生できれば大きな問題はありませんが、ターンオーバーが遅ければバリア機能が低下したままの状態が続いてしまいます。
ターンオーバー機能が低いと古い角質が正常に排出されず、毛穴を詰まらせる角栓の発生を促します。
また、角質が元気な状態でなければ潤いを保持する能力、バリア機能なども衰えていきます。
そうなると、敏感肌になってしまい、ニキビの発生率は高くなるはずです。
これらの条件に合致している方は、ニキビが出来やすい体質であると考えられます。
これらが遺伝によって引き継がれればニキビのリスクは高まる危険性がありそうです。
2-3.毛穴の質も確認しておこう!
出典 | マイナビウーマン
また、肌質と同時に確認してほしいのが、毛穴の状態と言えます。本来、ニキビというのは毛穴に角栓が詰まり、その中に皮脂が溜まってしまうことで発生するものと説明しました。
今までに、毛穴に白い角栓が詰まっている状態になったり、汚れがたまって黒くなっていたりする状態になったことがある方は、毛穴詰まりを起こしやすい可能性が高いと言えますね。
3.肌質の遺伝は起こりうるものなのです!
出典 | ハゲラボ
ここでは、まず初めに、どのような肌質がニキビを発生させやすいのかについて究明していきたいと思います。ニキビが出来やすい肌質というのは、
■ 肌のターンオーバーがよくない肌質
■ 毛穴が小さいために皮脂や汚れが詰まりやすい肌質
■ 皮脂の分泌が人よりも過剰に分泌しやすい肌質
■ 角質が他の人よりも厚い・角化異常が多い肌質
などが挙げられるでしょう!3-1.『肌質』の遺伝は同性の親を参考にしよう
上記では、ニキビは遺伝しないと解説しましたが、私たちは皆、親からいろいろなものを受け継いで生まれてくるのは変わりません。当然肌の質も受け継いでいます。
もし、肉親がニキビのできやすい肌をもっているならば、その子供もニキビのできやすい肌を持って生まれてくる確率は高いと統計が出ているようです。
ニキビができやすい肌とは言っても、そもそも、ニキビの主な原因は古い角質で毛穴がふさがり、皮脂を栄養にしてアクネ菌が増えることなんです。
そして、常に角質が厚くなると、化粧水や美容液が角質層まで浸透しにくくなり、乾燥を招き敏感な肌が作られやすい環境になってしまうのです。
皮脂の分泌量が多い毛穴がもともと小さく、皮脂が詰まりやすい代謝機能が低く、肌のターンオーバーが活発ではない。
体質が健全な人と比べてしまえば、不利ではありますが、日々のスキンケアで十分ニキビを治すことは可能なのです。
対処法とすれば、敏感な肌状態を防ぐためにも重要な日々のスキンケアが非常に重要になってきます。
肌質は先天的な遺伝の要素が強いといわれています。
皮膚の厚さは男女で異なるため、肉親の同性の肌を参考にすれば、解決の糸口が見えてくると思いますよ!
3-2.肌質は遺伝でも遺伝病ではない!
もともと、遺伝病というのは赤緑色覚異常、血友病といった染色体の遺伝情報で決まる病気のことを指すのです。ちなみに、色覚異常や血友病はX連鎖劣性遺伝病あるいは伴性劣性遺伝病と呼ばれ、性染色体のX染色体に異常が生じることで発生する病気になります。
こういった病気は遺伝子異常、染色体異常を持っている時点で先天的に罹患してしまい、現代医学では治癒を望めないと言われています。
しかし、ニキビについては当然、ここまで深刻ではないのです。
他の人よりいっそうスキンケアに気を遣えば、予防、改善していくことは充分に可能と効果が実証されています。
あまり、深刻に考える必要はないのですね。
4.生活習慣による後天的なニキビ遺伝もある
出典 | 2016 健康生活
とある研究成果によると、よくニキビができやすい親の子が、ニキビに悩まされているというケースは多く確認されているのもポイントです。このような現象を起こす原因として考えられるのは『後天的遺伝現象』とも呼ばれているとのこと。
最初から生まれ持った遺伝子情報である『先天的遺伝』に対して、後天的遺伝とは、常日頃の家庭環境が引き起こすものとしてトリガーになっているそうです。
ニキビをつくる原因となる皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れというのは、日々の生活習慣によるケースが主な原因なんです。
小さいころから子供は親の習慣を見て育つために、同じ屋根の下一緒に住んでいると、就寝時間や食事も同じになる傾向があります。
つまり、睡眠時間や食生活などの生活習慣は、育つ環境で似るのは当然とも言えます。
4-1.最も影響があるのは『食生活』のせい
出典 | 2016 スーパー主婦を目指すSAYURIの日記帳
日々のライフスタイルの中で、ニキビの原因に大きく関わっているのは『食生活』と言っても過言ではありません。家庭の食事に脂分が多かったり、ニキビによくない食べ物が多く含まれていたり、栄養バランスが偏っていれば、親とともに子供もニキビ体質となってしまうのは当たり前なのです。
しかし、成長期の子供にご飯をしっかり食べさせようとするあまり、母親が高カロリーな脂っこいメニュー、過剰な皮脂分泌を引き起こすお菓子を選びがちになる、といったケースもなきにしもあらずと言ったところでしょうか。
加えて、食事時間が不規則になることもお肌にとっては良くありません。
生活習慣は親子で似るものの、自分の意志次第で直せる部分ではあります。
できれば毎日、同じ時間に食事をとることを心がけつつ、皮脂の増加を抑えたり、代謝を促す働きのあるビタミン・ミネラルが豊富に含まれている野菜を積極的に食べるようにしたいところです。
これは、肌の安定に繋がります。
4-2.『睡眠時間』も大きく関わっていた!
出典 | editeur エディトゥール
睡眠時間が短い、ストレスの多い生活などもニキビを悪化させる要因となります。特に睡眠に関しては、質のいい眠りにつき、細胞の再生と修復を行う成長ホルモンを分泌させることが大切と言えます。
親が良くない生活を送っていれば、子供もある程度その影響を受けることになってしまいます。
このような生活習慣は、もちろん改善していくことが可能なんですね。
愛する自分の子供がニキビに悩んでいたら、ただニキビ薬を塗布したりニキビ予防洗顔料を買ってくるだけでなく、子供と一緒に食習慣、生活習慣の見直しをしてみることをすすめます。
4-3.親の生活習慣も影響しているため
これは、『遺伝』とは多少異なるのですが、両親と同じライフスタイルを送ることでニキビ体質まで引き継いだと感じる場合があるんですね。つまり、親の生活習慣というのも大きく影響してきます。
親がやっているのを子供が真似ていれば、それはやがて体に刷り込まれ、習慣になっていきます。
食事メニューに揚げ物が多い、濃い味付けに慣れている、夜更かしをする家族が多いならば、ホルモンバランスが正常に機能しないのは、ある意味当然と言えます。
極端な運動不足は身体にとってストレスとなりますし、夜更かしで睡眠不足が続くと肌のターンオーバーが乱れますから、こういった生活習慣を続けていればニキビは増えてしまいます。
これらの影響を受けて同じように育ったのであれば、ニキビ体質を患うのも無理はありません。
したがって、油っこいものや甘い物をよく食べる親の元で育てば、必然として皮脂の分泌が過剰になるという環境が整った生活を送ることになってしまい、夜遅くまで起きている親の元で育てば、睡眠不足で肌のターンオーバーが正常に機能しない環境が整った生活を送ることになるでしょう。
遺伝とニキビの関連を考える上では、肌質だけでなく、こうした習慣的要素についても振り返ってみてほしいと思います。
よくニキビができる原因というのは、その肌の体質も大きく関係はしていますが、食生活や生活習慣などもそれと同じくらい大きく関係しているのですね。
体質遺伝ばかりに悩む前に、生活習慣の遺伝を改善するのが先決になるでしょう。
5.肌のターンオーバーが関係してくる?
出典 | エイジングケアアカデミー - ナールスコム
ニキビの遺伝については、肌質は大きく引き継いでいる場合があるというのは、解説いたしました。巷でも、ニキビと遺伝の関連について気にされている方は非常に多いように見受けられますね。
覚えておくことのひとつに、肌のターンオーバーとは、肌が新しく綺麗な細胞たちに入れ替わっていく新陳代謝のことを指すので、これは念頭に置いておきましょう!このサイクルが機能しているから、私たちの肌は日々新しい細胞に生まれ変わり、綺麗な肌を維持してくれているんですね。
しかしながら、このターンオーバーが何らかの理由で正常に機能しなくなってくると、肌の外側にある角質層に古い角質垢が多く蓄積するようになり、それが毛穴を詰まらせる大きな要因になってくるのです。
そもそも、これがニキビや吹き出物を発生させる、大きな原因にもなっているんですね。
ですが、このターンオーバーの周期は個人差がとても大きく、生まれつきターンオーバーが人よりも早かったり、遅かったりするために、ターンオーバーが正常に機能していない肌質は遺伝するという説が強いんですね!
5-1.皮脂の分泌が人よりも多い肌質っていうのは?
また、皮脂の分泌量が人よりも多い人の特徴のひとつに、男性ホルモンの量も人と比較して多い人が挙げられるでしょう。例えば、自分の家系が毛量の多い方が多いのであれば男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が多い家系だとも考えられますよね。
つまり、男性ホルモンが比較的多いと、それに比例して皮脂の過剰分泌が起こりやすくなるということにもつながるのですね。
なので、皮脂が多いということは、それだけ毛穴に皮脂が詰まりやすくなるんです。
結果として、ニキビの原因につながってしまいます。
他にも男性ホルモンには、肌の角質層を厚くしてしまう『角化異常』という肌状態を引き起こしてしまう可能性が非常に高いと言えます。
この、角化異常も毛穴をつまらす原因になりやすく、ニキビが出やすい肌質になってしまいます。
もちろん、男性ホルモンの分泌量は、生活習慣に左右される部分もありますが、遺伝によって影響を受けている部分も大きいと言えます。
5-2.角化異常を発症しやすい肌質もある?
また、遺伝の影響で、普通の人よりも元々皮膚の外側にある角質層が厚く、それが原因で毛穴が詰まりやすくなる人はニキビができやすい体質の人と言えます。元々、角質が厚いということは、これはニキビや吹き出物の原因である、毛穴を詰まらせてしまうことにつながる可能性があるんですね。
5-3.遺伝の影響はニキビ跡にも?
出典 | 敏感肌のスキンケア研究所
また、他の研究データによると、遺伝によって受け継いだ肌質や体質によっては、ニキビ跡を残しやすいタイプがあるとの報告もあるそうです。非常に稀なケースとは言えますが、炎症が悪化した赤ニキビや黄ニキビは、適切な処置を行ってもケースによっては、クレータータイプのニキビ跡を残してしまう可能性が高いのです。
さらに最悪の場合だと、凸タイプのケロイドも残すことも大いにありうるのですね。
これらが遺伝の影響を受けることがあると考えると、非常に怖ろしいですね。
5-4.肌質や毛穴によっては免疫反応が過剰に働いてしまう?
あまり、一般的には認識が薄いかもしれませんが、ニキビというのはお肌の病気なんですね。日々のライフサイクルの中で、なんらかの要因のせいで皮脂が大量に排出されたり、古い角質が上手く剥がれ落ちなかったりすると、肌の毛穴が詰まる原因となってしまうため、ニキビが発生することにつながるんですね。
さらに、アクネ菌がやってきてニキビが炎症し始めるというわけです。
初期の状態でニキビケアできれば、あまり問題は大事にならずに済みます。
しかしこの時、遺伝による肌質や体質によっては、免疫反応が異常に働くことがあるようなのです。
免疫機能が異常に働くということは、必要以上に炎症が悪化してしまい、色素沈着やクレータータイプのニキビ跡を残すほどの状態になる可能性が高くなるということなんです。
5-5.ケロイドも遺伝が関係しているの?
また他にも、ニキビの炎症が、真皮細胞まで傷つけるほどの酷い炎症まで進行した場合には、治りにくいクレータータイプのニキビ跡を残すケースがあるということは既に記述しました。しかし、症状がさらに酷い場合だと、ケロイドになる可能性があるんですね。
ちなみに、このケロイドは、免疫が異常に反応してしまって引き起こすことが多いと言われているようです。
真皮細胞が傷つきそれを治そうとコラーゲンの生成が異常なほど行われるため、肌が盛り上がって起こります。
5-6.肌質の遺伝はクレーターにもなりやすくなるかも?
出典 | 美白スキンケア・しみ対策
どうやら、遺伝によっては、ニキビ跡ができやすい人とそうじゃない人も関係しているようですね。ニキビ跡が残りやすい人は、皮膚の外側にある角質層が厚い人だと言われているとのこと。
逆に、皮膚の角質が柔らかい人の肌はクレータータイプのニキビ跡は残りにくいと言われています。
このように、肌質や体質によって、肌が乾燥しやすい人や、ニキビができやすい人がいるように、ニキビ跡ができやすい人、そうじゃ無い人も遺伝によって左右されるところがあることは否定できないと言えるんですね。
下記では、ポイントを探っていきたいと思います!
6.注意するポイントは生活習慣!
出典 | 知らないと損しちゃう美容の教科書
散々、ニキビの肌質について記述いたしましたが、決して肌質のせいにするのではなく、日々の生活でなんとか対応ができるんですね。もし、皮脂分泌しやすい肌質であったとしても、自宅でのケアで改善していくことは十分可能なんです。
生活習慣は非常に重要です。
遺伝だから、と諦めてしまうのではなく、ニキビに悩まされない肌を目指して、予防策、治療法を試してみる価値は大いにありますよ。
もちろん、根本的なニキビの発生理由を知ることで、自分の肌に合った正しいニキビケアを行わなければ意味がないのですね。
個々のそれぞれの肌質によって合う合わないが存在するからなんですね。
6-1.遺伝よりもスキンケアが一番大事!
出典 | 敏感肌のミカタ
ここまで、遺伝とニキビの関係は、全くないとは言い切れませんよね。ですが、確実に言い切れるのは、遺伝よりもニキビケア、予防ができているかどうかが大事なんですね!特に、ニキビ体質の方はできにくい体質の方よりもニキビケアに力を注ぐ必要があるでしょう。
仮に、ニキビのできやすさに遺伝があったとしても、何も予防をしなければ、ニキビはできてしまいます。
まず、体質の問題ですが、毛穴の大きさを自力でどうにかすることは困難でしょう。
日々のスキンケアは、ニキビの原因物質を取り除き、お肌に潤いや有効成分を与えて、健康なお肌へと導くための重要なものなんですね。
そのために、日頃から行うスキンケアを根気よく続けることによって、自然にニキビのできにくいお肌へと改善することができるんです。
一方、ニキビができやすい人でも、きちんとケアができていれば、ニキビは少なくて済むはずです。
ここで気を付けたいことがあります、それはニキビ肌にしたくないがために、過剰な洗顔は却って皮脂の増加を促してしまうからなんです。
加えて、洗顔や保湿などの対策が重要となるでしょう。
ニキビのことで悩みたくないのならば、あまり遺伝のことに気をとらわれず、日頃からしっかりケアが必要になってくるでしょう。
6-2.体質のせいにし過ぎないこと!
上記のトピックに加えて、自分はニキビができやすい体質だから何をしても意味がないと諦めていませんか?ニキビができやすい体質であっても、生活習慣を見直し、正しいスキンケアを行うことでニキビを改善していくことは可能なんです。しかし、何も対策をしなければ改善するどころか悪化の一途を辿ってしまいます。
正しいニキビのメカニズムを知り、体質だからと諦めるのは早いでしょう。
ニキビケアによって少しでも改善があらわれたときに、無駄ではないことを実感するはずです。
諦めずに、日々のライフスタイルの中に取り入れていきましょう。
7.まとめ
ニキビが遺伝するというのが巷で蔓延っていますが、厳密には誤りなんですね。あくまでも、ニキビになりやすい肌質を親から受け継ぐ可能性があるに過ぎないからです。
家系的にニキビの方が多いとしても、きちんとケアしていれば予防することは可能です。
縮小した毛穴に角栓が詰まり、内部に皮脂が溜まるというニキビのメカニズムを理解していれば、予防、改善することは難しくないんです! ニキビ自体は遺伝しないけれど、ニキビを生み出す元となる食生活や生活習慣も影響するということを念頭に置いておきましょう。
ニキビや吹き出物といった肌荒れ自体が遺伝するのではなくて、ニキビや吹き出物ができやすい肌質を受け継ぐ可能性があるというだけです。
なので、しっかりケアをして生活習慣も改善していけば、ニキビ改善に繋がります。
決して、遺伝のせいにするのではなく、前向きにニキビケアを取り入れていきましょう。
あとは環境的な要因を少しでも排除することです。
正しいスキンケアを身につけ、極力乱れた生活を送らないこと。
すべてを叶えるのは簡単ではありませんが、まずは今悩んでいるニキビの要因だけでも取り除く努力が必要なんですね。
スキンケアや生活習慣を含め、長い目での対策を覚悟していきましょう。